安定性向上のための改造

球を挿し替えているうちに球によっては高域が不安定になることがあり、発振防止のための改造をしました。

12GB7/25E5系のパワー管はGmが高くパラスティック発振しやすいことから、最初からコントロールグリッドには1kΩの抵抗を入れていましたが、どうもそれだけではダメなようで、今回プレートとスクリーングリッドにも発振止めを挿入しました。

これで音が少し大人しくなりましたが、安心して音楽を聴いていられます。


SN比向上のための改造

ブロックケミコンの数は変更できないため、組合せによる容量を見直して一部スクリーングリッド用に使っていたものを、電流の多いプレート用にまわしました。

これは以前からもう少しハムを減らしたいと思っており、スクリーングリッド側は容量過多だと感じていましたので、いずれやる予定でした。

下記は変更後の全回路図です。


 

プレートに入れるRFC。抵抗にエナメル線を巻いたところ。ハンダ付け前。



黒字=設計値、緑字赤字=実測値


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