また不具合

何度かパワー管を変更したときにバイアス調整をしていると、急にDCバランスがプラス2Vからマイナス2V位に飛ぶ現象が発生しました。

そろそろDCバランスのバリオームがひどいガリになっているだろうと予測し、分解清掃しようと思ったら、それどころではありませんでした。

DCバランスが合っている時は電流が流れませんが、アンバランスの時はVRに電流が流れているはずなので、その時に早く廻すと接点を痛めます。

このアンプは何度も球を挿し替えてバイアス・バランス調整していますので、その時に素早く廻してしまったのでしょう。

アンプ調整時はゆっくり廻さないといけません。(と自分に言い聞かせ・・・)

ついでそのバリオームは在庫の都合で左右チャンネルとも50kΩから20kΩに変更しました。その方が微調整が効いて扱いやすくなりました。

修理後はすこぶる安定です。


 

分解してみたらカーボンが崩れ落ちて穴が空いていた。
接点側はそのカーボンが付着してまだらになっている。




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6AN8のコントロールグリッド前に1kΩを挿入。



  バリオームの分解清掃とG1に抵抗追加 2025年1月追記

最近やたらガリがひどくなってきたので、バリオームを一旦外して分解清掃しました。

以前はガリが出てきたらバリオームは消耗品と考えて交換していたのですが、最近どうも秋葉原で売っているバリオームの品質が低下しており、最初からガリが感じられるため、自分で分解清掃した方がマシになってきました。やはり国産のモノが欲しいです。

それと、製作時には相当昔に手に入れたGカーブと言う特殊な2連バリオームを使っていたハズですが、今回開けてみるとAカーブのものが付いており、どうも以前にもガリが出て交換し、記録を取り忘れていたようです。

今回UZ-42シングルの方も同時にメンテナンスしましたが、そちらはGカーブのものが使われていました。

また、わずかにスピーカーからガサッとノイズが聞こえることがあるため、発振を疑って6AN8の入力側に抵抗を挿入しました。

gmが10,000uMo(10mS)を超える数値の球にはコントロールグリッドに発振防止の保護抵抗を入れているんですが、どうももっと低い6AN8などでも入れた方が良さそうです。

とくに球が古くなってくるとノイズが出るようになることがあり、5,000uMo位でも抵抗を入れた方が良いと思うようになってきました。

今回のメンテナンスにより、またまたノイズが完璧になくなりました。


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