塗装後シャーシー

↑穴あけ、塗装を済ませ、文字を印刷した直後のシャーシー。


サブシャーシー

↑今回もサブシャーシーを使用。各部一体型にして強度をアップさせた。しかし毎度よくこんな面倒な設計するなーと自分でも思う・・・




↑シールド線を排除して最短距離で配線できるよう、ボリュームはシャフトを延ばして後方に配置。


  使用パーツ

2A3は前記通りマルコニー、6Z-DH3Aは手持ちのJRC、TEN、エレバム等色々です。ロフチンホワイトは初段が終段に影響して電圧配分が狂うので、あまり中古のエミッションの落ちた球が使えません。そこで数本を入れ換えて試してみました。

そのためこのアンプだけは気安く信号回路の球を挿し替えることはできません。挿し替えた場合は各部の電圧は測定し直しとなります。

アウトプットトランスはFW-20S、パワートランスはMX-175なのでチョークも同じタンゴで揃え、MC-10-200Dを使いました。

すべて中古でだいぶ経っていますので少しサビが浮いています。そのため一度丁寧に塗装、サビを落とし、サフェーサー下塗りをした上でグリーンに塗装しなおしました。

今回久しぶりにプリアンプ以来、アルプスのクリック感のあるデテントボリュームを使いました。


Layout

シャーシーはいつものようにクセでボンネット付きの鈴蘭堂SW-40を使っています。このシャーシー、コストパフォーマンスは抜群ですが、大きいサイズの場合もう少しシャーシーの厚みとボンネットの高さがあるとベターです。

2A3や83はボンネットにぶつかるため、いつものようにサブシャーシーで10mmほど落としています。

今回はガス入りや水銀蒸気整流管を使いますので、ノイズ防止にチョークトランスを遮蔽板代わりにして信号回路と遮断するレイアウトにしました。

またパイロットランプは16A8PPでウマくいった裸のネオン球直出しを今回も使っています。

シールド線排除のために入力側配線を短くする必要があり、6Z-DH3Aを後ろ(入力端子に近いほう)に配置し、デテントの入力ボリュームもシャフトにより伸ばして最短配線を心がけています。

バイアス用に使った巻線抵抗は本来熱の集中を避けるため寝かせて使うのがスジですが、スペースの都合でやむなく立てています。

整流管の切り替えスイッチは動作中気安く操作するとヤケドする(謎)ように、整流管の後ろ側に配置しています。つまり整流管を抜いた時だけ操作できるようにしたわけです。


リア



→ 測定結果と試聴