最もHi-Fiに向かない組み合わせある日、真空管保管箱の在庫チェックをしていたら輝度の低下したマジックアイがゴロゴロ。 そう言えばマジックアイは輝度が低下してもまだ増幅用には使える・・・なんて言うハナシは良く聞きますが、それを実践している人を見たことがありません。 6E5は27や76に近い、などのウワサもあります。ウワサがあるってことは誰かしら増幅用として使ったことはあるんでしょうけど、本当でしょうか。 これは実際に作ってみるしかない、と思って計画したのが当アンプです。 6E5がパワー管として使えるとは到底思えないので初段管として使用し、ではパワー管はどうしよう、と思案していたところ、中古球の再利用なのでコストを掛けてはイケナイ、と思い、こちらはテレビの水平偏向出力管を使うことにしました。 |
とは言え、この組み合わせは未知数が多く、単純ではありません。そこでまずマジックアイの増幅用としての素性から調べることにします。 まあ本来、音質どうこう言う球ではありませんが、徹底的に中古パーツを使用し、そこそこの性能と面白いアンプができたと思いますので、ここにお見せすることにしました。 ところでこのアンプはローコストを目指していましたので、実は以前からお話を頂いていた雑誌掲載とコンセプトが一致するので、そちらも意識しながら作りましたが、一部仕様がコストの観点からメッ、とのことで、そちらには簡易版の弐号機を製作して掲載することになりました。 本機は初号機ですので、改良版の弐号機は電子工作マガジン・2022年春号の方をご覧ください。 | |
→ 設計編 |