ナショナルラジオ共通の修理2/バリコンのゴム

ナショナルラジオ共通の修理2/バリコンのゴム





ゴム交換前

↑バリコンのゴム。しかしここまで融けるかね?


ナショナルに限らず真空管ラジオは数十年経つとゴム部分が劣化してダメになります。ACコードやアンテナ線が出ている部分のゴムブッシュなどはボロボロになってきますが、特にバリコンのゴムが性能に大きく影響してきます。

ナショナルのバリコンゴムはとくにヒドく、写真の通りドロドロに融けて役に立たなくなります。

  こうなると選曲精度がどうのこうのと言う場合ではなく、赤線のようにバリコンが傾いてシャフトのビスが糸掛けプーリーに当たったり、指針がケースに当たるようになってチューニングつまみを回すと引っかかったり動かなくなったりします。

もちろんこれも交換する必要があり、ゴムブッシュを複数組み合わせて対処します。


ゴム交換後

↑交換後。このサンプルはUM-385。左下のゴムはシャフトが通っているワケではないので要らなそうだが、
 バリコン本体を押さえつけて固定するために必要。



後ろ側のゴム

  ←バリコン後ろ側はゴムブッシュの厚みが
 合わないので2枚重ねで使用。


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