SONY BDZ-RX50・ブルーレイディスクレコーダー

SONY BDZ-RX50・ブルーレイディスクレコーダー


フロントパネル


内部全体

↑ 配線状態記録のため、分解前に必ず撮影している


基板パーツ面

↑ 今回対象の0.22F/5.5Vスーパーキャパシター


NECの5V/0.22F

↑ 手持ちの0.22Fスーパーキャパシター。大きい。


0.22F貼り付け

↑ BD-RWの背面に両面テープで貼り付け


  故障と言うほどでもないんですが、だいぶ前から起動時毎回チャンネルごとに「接続先の証明書をダウンロードしますか?」と聞いてきて面倒なので、このレコーダーも一斉修理の対象としました。

メーカー保証や修理期間もとっくに過ぎてるし自分でやらないと直りません。

購入背景

以前、レコーダー入れ替えの時にBDZ-RX50を3台購入し、うち1台はアナログ放送終了後にデジタルチューナー代わりに使っていたのが本機です。

なぜ同じ機種を3台も買ったかと言うと、同じメーカーの同じシリーズなら1度操作を覚えれば、他の2台も取扱説明書を見る必要がないと思って段階的に購入しました。

うち1台は2番組同時録画でDRモード以外を使うとフリーズする現象が出て、のちにリコールとなり、無料修理となりました。

詳しく発表されたワケではありませんが、どうもデータ圧縮時にメモリー領域を多く使うため、SAMSUNGチップを使ったメモリーバンクアクセスに不具合があったようで、本機は今回バラしてみるとエルピーダ製が使われていたためフリーズしなかったようです。

修理内容

ところで今回の症状はメモリーのバックアップがされていないので、電池の消耗かと思いましたが、開けてみると電気二重層コンデンサー(スーパーキャパシター)が使われていました。おそらくこの容量低下かと思われます。

但しこの大きな容量ではLCRメーターで測定できませんので予想で修理することになります。

見てみると0.22F/5.5Vの小さなものがついています。秋葉原で探しましたが、同じモノは現在手に入りませんでした。

今どき同じサイズのモノは1F以上のモノしか売ってなく、それでもいいんですが、万が一ラッシュカレントによる周辺回路の負担を考えると、同じ容量の方が無難だろうと考え、手持ちの同容量の大きなモノを使うことにしました。

当然、基板には載らないので、リード線で引き出した後、ブルーレイディスクユニットのリアに貼り付けることで対処しました。

交換時、PCのマザーボードと同じでハンダゴテを当てても旧コンデンサーが中々抜けず、結局作業性が悪いのでほぼ全分解するハメになりました。

いつも修理時、配線状況が解らなくなるといけないので必ず撮影しておきますが、今回はせっかくバラしたので、各基板を記念撮影しました。

交換後は予想通り直りましたので修理完了です。

マザーボード

↑ 本機のマザーボード。カニさんのLANコントローラーとか見たことあるチップがいっぱい。


AF基板

↑ AF基板。AV入出力がまとめられている。


  RF基板

↑ RF基板。リボンケーブルは破損するといけないので、必要なところのみ外している。


メモリー基板

↑ メモリー基板。エルピーダメモリーが付いている。


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