片手に載るくらい軽量な本機 使用球の代表規格
注:50EH5は松下と日立の規格。東芝のみEb=135V、Ec2=117V、Pp=5W、Pc2=1.75Wと小さくなっている。 |
電子工作マガジン掲載号●No.59・2023年夏号/その1・回路の説明●No.60・2023年秋号/その2・シャーシ加工 ●No.61・2023年冬号/その3・配線と測定 No.59・2023年夏号で訂正があります。 P86<第3図>50HK6・50C5の場合の回路図でヒーターが「50EH5 x2」になっていました。正しくは「50C5 / 50HK6 x2」です。お詫びの上、訂正いたします。 発振対策実は本機で球を挿し替えたり、エミッションの低下した球を使用していると、球によってはボソボソノイズが出ることがありました。調べてみたところ、1MHzまでの高域ピークは僅かでNFBによる影響はほぼありませんでしたが、50EH5のgmが大きいため若干グリッドに飛び付き発振していると解りました。 50C5と50HK6のgmは約半分なので50EH5のgmも似たようなもんだろうと良く確認もせず、私のミスです。大変失礼いたしました。 最初から対策をしておいた方が良かったのですが、失念しておりました。もし同様の症状が出るようでしたら、次のような対策をしてください。 カップリングコンデンサから第1グリッドにつながる配線を外して、1kΩ〜4.7kΩの抵抗を入れてください。1/4Wで間に合います。私は手持ちの都合で1.5kΩを入れましたが、数値はだいたいで結構です。具体的に挿入する部分の回路と実体配線図を下記に表示します。 これで概ね収まると思います。50C5と50HK6の場合はgmが約半分なので飛び付き発振はしにくいですが、もし同じ症状が出るようでしたら同様の対策をしてください。但しいずれの場合でも症状が出てなければ、しなくても結構です。 抵抗を追加する部分の回路 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
シャーシー内の抵抗追加部分 ● ● ● | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
本機のリア。SPは4Ωと8Ω出力してある。放熱孔はリアに空けた。 |
小さくても雰囲気はバッチリ。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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