使用パーツ

球はすべて手持ちの中古国産球、しかも拾いモノです。ケミコンも中古品ですが、容量チェックをしてヘタって無いモノを選びました。

ワンランク上を目指すと言ってもそれほど高級パーツを使っているワケではありませんが、要所に信頼性の高いパーツを使っています。

音に大きく影響するOPTは前記のFW-20-7S、カップリングコンデンサーはやはりだいぶ前に買って余らせていたスプラグのビタミンQ、他のバイパスコンデンサーはシズキのポリエステルフィルム、ソケット類はすべてタイト製、入出力端子は金メッキのもの、などです。


Layout

当初、ドライバー管に6Z-DH3Aを、と思っていたので、シャーシーは鈴蘭堂のSW-35を先に買ってしまったため、少し余裕があるサイズになりました。ボンネット付きです。

今回使ったトランスはすべて磁気シールドされており、リケージフラックスの心配は少ないですが、念のため基本にのっとった配置にします。

整流管を手前に出したいところですが、重量配分を考えて電源トランスを手前に持ってきました。

通常、管球アンプはトランスは全て後ろ側と言うのが多いですが、注意しないと持った時にひっくり返すことがあります。

このレイアウトの場合、整流管は発熱が大きいので熱を分散するメリットもあります。

シャーシーはなるべくネジを見せたくないのと、整流管に5U4Gや5R4GYを使った時にボンネットにぶつかるので、サブシャーシーを使い、一段落としています。

球を抜く時にベースの部分を持てるよう、いつもは段落としをしないのですが、そのような理由からやむなくしています。

パワー管側は5mm、整流管側は背の高いST-14型の5U4Gも使えるよう10mmと必要最小限の段落としです。

加工はアルミですので楽です。文字はシルク印刷をしました。(ムカシの職業が役に立った・・)






→ 測定結果と試聴