PX25・300B・2A3 挿替式シングルアンプ
またまた長く掛かってしまったアンプこのアンプを本格的に計画したのは6GA4シングルの3台が完成してすぐのことですので、足掛け3年も掛かってしまいました。もっとも少しづつパーツを買い集めていたので、ぼんやり作ろうと考え始めてから足掛け十数年も掛かっています。 実は作ろうと思っても私はどうもコストの掛かる古典管のアンプを作るのは腰が重く、球やトランスなど、数十年も死蔵していました。 少しづつ設計と製作はしてはいたのですが、新たに3台ほど作る計画ができまして、そうなると製作中の当アンプを早く完成させないと作業台は空かないし、パーツがバラバラのままでは部屋が片付きません。 で、現在は本業が忙しい真っ最中ですので完成して各部の電圧など、安全性を確認する上で最低限必要な測定はしましたが、まだ特性の測定はしていません。 |
まあ最近は先入観で判断しないように、ある程度聴き込んでから特性測定をするので、今はエージングを兼ねて試聴中と言えば聞こえが良いかも知れません。（本当はヒマが無いだけだが）と言うことで先に第一印象を申しますと「豊潤」です。スッキリとか素直なんて言うアンプよりも、コッテリとした音を求めて計画したのでかなり手前味噌な表現ですが、この豊潤さはたまりません。そのまま数時聴き込んでしまいました。 これもひとえにローμ管だけを使って全体的に低インピーダンスドライブした効果が一番だと思っていますが、パワー管や出力トランス、カップリングコンデンサーなどの個性がうまくかみ合ってくれた気もします。 あまりにも遅くなりましたので、未完成ですが公開します。（2017年2月16日・加筆） | |
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